日本語
    • 한국어
    • ENGLISH
    • 日本語
    • 中文-繁體

    2023.02.02 Lineage Encyclopedia

    リネージュ武器百科辞典04 | 槍、サイス

    リネージュ武器百科辞典では、人類史と共に実際の武器とメディアに登場した武器について解説し、リネージュ シリーズで特別なエピソードがあったり、プレイヤーに愛された武器や、形状が特徴的な武器を主に取り上げました。

    *注意書き

    - リネージュ全体を包括する場合、「リネージュ シリーズ」という表記をしています。特に「リネージュ」と言及した部分はPCのリネージュを指し、ほとんどの内容は〈リネージュ リマスター〉に含まれます。それ以外は現在サービスされている名称通り、〈リネージュ リマスター〉〈リネージュM〉〈リネージュW〉〈リネージュ2〉と表記しています。

    - 歴史上、実在した武器は韓国の外来語表記法で表記しています。そのため、表記がリネージュ シリーズと異なる場合があります。

    - リネージュ シリーズの武器一覧、ゲーム上のオプションなどの詳細情報はそれぞれのゲームのサイトをご参考ください。

       ·〈リネージュ リマスター〉:パワーウィキ▷ゲームシステム▷武器[リンク]

       ·〈リネージュM〉:ゲームガイド[リンク]

       ·〈リネージュ2〉:ゲームガイド[リンク]

       ·〈リネージュW〉:ガイドブック▷武器[リンク]、アイテム辞典[リンク]


    槍、騎兵を狙う閃光

    軍事訓練を受けていない民間人に武器を持たせないといけないとしたら、剣より銃が相応しい。銃の方が剣よりも使いやすく、殺傷力が高いからだ。目の前にいる人を刺すという行為の生理的拒否感はかなり大きく、剣で人を攻撃して傷つけるという行動は想像以上の覚悟が必要になる。それに比べて銃は遠距離からも敵を狙えるため、人を殺すという実感が剣よりも軽減されがちであり、銃が無かった時代は比較的長いリーチをもつ槍が用いられたのは至極当然のことであった。

    槍は長い棒に、刺したり斬ったりするための刃が付いた武器である。古代の中国や、戦国時代の日本の兵士たちの多くが動員された農民であり、そのような新兵たちが使う武器は槍であった。槍を持って遠距離の敵を狙っているだけでも、戦場で役に立てるからである。また槍は、歩兵はもちろん騎兵も使うことができ、近距離/遠距離の両方で効果的であったため、銃火器が一般化するまで世界中で使用されてきた。

    農民の武器から平原の支配者へ

    槍の原型だと推測される武器は、石器時代の遺物にまで遡る。有史以来の記録では、古代メソポタミア文明のヒッタイトの集団戦術が確立した時期に、柄が短いショートスピアーshort spearが登場した。シュメール人たちは接近戦で優位に立つために、2~3mの長さのロングスピアーlong spearを使用した。

    1 〈リネージュ2〉 ショート スピアー、2 〈リネージュ2〉 ロング スピアー

    槍の歴史で最も有名なのは紀元前6世紀に活躍したギリシャ装甲歩兵「ファランクス(phalanx)」である。ファランクスは密集陣形の槍部隊で、平地では動く要塞のようであったと伝えられている。紀元前3世紀のアレキサンダー大王が率いるマケドニア軍は「サリッサ(sarissa)」という極端に長い5~7mの槍を使用した。これも敵を刺すための武器であるが、槍を敵に向けて威嚇するだけでも効果があり、特に騎兵に対する効果は絶大であった。

    農機具からインスパイアされる

    それから13世紀まで柄の長い棒状の武器はあまり使われなかったのだが、 14世紀頃から農機具から派生した槍が登場した。サイスscytheは小麦を刈る大鎌が基になった武器で、黒いローブを着た骸骨の西洋の死神が持っている武器として描かれる。実際に16世紀後半の農民兵たちが戦場で敵を斬るために使ったとして知られている。この武器は柄と刃を平行にした、ウォーサイスに改良されたりした。

    〈リネージュM〉 デスサイザーのムービーにて、グリムリーパーが大きな鎌を持っている。[ムービー リンク]

    〈リネージュ2〉 サイス

    ビルbillも中世初期の農機具から発展した槍である。長い柄の先に、曲がった刃や様々な刺端が付いた槍で、敵を引っ掛けられるように、穂先が鉤状になっているのが特徴である。歩兵たちが着用する防具が頑丈になるにつれて刺突の有効性が低下すると、先に敵を転倒させてから攻撃する戦術へと変化しながら使用され、効率が良かったという。

    刺端と鉤が付いた中世のビル

    トライデントtrident、三叉槍も干し草用のフォークや漁に使う銛を改造したものである。一番有名なものはギリシャ神話に登場する海と地震を司る神 ポセイドンのトライデントである。馬に乗って海を支配したポセイドンの武器は、農民たちが家畜に餌をやるために使った農機具であり、魚を捕るために使った銛の特徴を反映したものである。特にポセイドンのトライデントは人間の意志を沸き立たせる道具として描写される。トロイ戦争でギリシャ側に立ったポセイドンは、戦場で士気が落ちている兵士たちを見て、人間に変身して彼らの頭を槍で叩きながら、戦意を沸き立たせたという。

    1 〈リネージュ2〉 トライデント、2 〈リネージュ2〉 ドワーヴン トライデント、3 〈リネージュ リマスター〉 トライデント、4 〈リネージュM〉 ポセイドンのトライデント

    斬撃に進化した槍

    ハルバードhalberd / harbertやグレイブglaiveは、刺突の他に斬撃の用途が加わった槍である。鋭い槍先の横に斧のような刃を足したハルバードは、白兵戦の黄金期であったルネサンス時代に広く使われた。元々はドイツ語でハルベルトと呼ばれていて、これは棒を意味する「halm」と斧を意味する「barte」が合わさった言葉である。騎兵たちが頑丈な甲冑を着用するようになると今までの槍では対抗できなくなり、それを打破しようとしたいくつもの改良品のうちの一つである。

    1 〈リネージュ2〉 ハルバード、2 〈リネージュ2〉 グレイブ

    〈三国志演義〉で呂布が使用した有名な「方天画戟」は槍の先端の横に三日月型の刃を付けた槍で、一種の東洋式ハルバードとも言える。呂布が実際に使った槍は古代中国で広く使われた長柄武器の「戟」という槍で、槍の先端に鋭い枝状の刃が付いている。

     

    グレイブは一種のシミター(偃月刀)である。関羽が使っていた青龍偃月刀のように、長い槍に広く長い刃を付けたもので、他の槍と同じく刺すこともできるが、主に斬る用途で使われた。そういった面では薙刀も日本版のグレイブと見ることができる。中世日本において薙刀は歩兵の一般的な武器であり、僧兵もよく使用した武器であると知られている。

    (左) 方天画戟を持っている呂布、(右) 青龍偃月刀を持つ関羽

    戦場から槍は消えたが

    槍は銃火器の登場と共に戦場から姿を消したが、かつて戦場を左右した時代の痕跡が今でも多く残っている。フリーランスfreelancerという言葉がその代表的な例である。中世ヨーロッパの封建時代は、領主に仕える兵士たち以外にも、報酬をもらって参加する傭兵隊も多かった。その中でも最も重要な兵力である騎兵の多くは騎槍のlanceを持っていたため、傭兵の騎士たちが指揮する部隊を「ランス」と通称しており、その名残から「特定の主に仕えていない騎兵」という意味でフリーランスfree-lancerという言葉が誕生した。

     

    様々な作品に登場するロンギヌスの槍も、十字架に磔となったキリストを刺したローマ兵の槍を基にしたものである。槍は戦場から消えたが、農民の武器から始まったとても長い歴史を持った武器である。

    リネージュの槍、サイス

    〈リネージュM〉 竜の渓谷、〈リネージュ リマスター〉 ユニコーンテンプルで獲得できるフリージング ランサーは、片手剣に比べて攻撃速度は遅いが射程が長く、損傷防止の効果があるため、コストパフォーマンスが良いことで知られている。フリージング ランサーで攻撃すると、一定確率でコールド チェイサーの魔法が発動して、対象に追加魔法ダメージを与える。

    〈リネージュ リマスター〉でフリージング ランサーを使用して、コールド チェイサーが発動している図

    〈リネージュ リマスター〉 フリージング ランサー

    象牙の塔の亀裂を通ってアデンに降臨した異界の存在が使っていた武器の一つ。悪魔王のツーハンドソードと同じく、アインハザードによって世界から追放された恨みを忘れないために、恨みと憎しみを込めて作られた武器である。

    〈リネージュW〉では悪魔王武器シリーズとして、悪魔王のスピアー、悪魔王のソード、悪魔王のツーハンドソード、悪魔王のボウ、悪魔王のスタッフ、悪魔王のデュアルブレードがある。

    1 〈リネージュ リマスター〉 悪魔王の槍、2 〈リネージュM〉 魔王の槍

    サイズは〈リネージュM〉のオリジナル クラス「デスサイザー」のみが使用できる専用武器である。死神は世界の神話にて様々な姿で登場するが、それを反映して〈リネージュM〉のデスサイザー武器には「アヌビス」、「オシリス」、「グリムリーパー」などの死神の名前が付けられている。「冥王の慈悲」はその名に相応しく、サイズの中でも最上級の効果を持つ神話級武器である。

    1 〈リネージュM〉 アヌビスのサイズ、2 〈リネージュM〉 オシリスのサイズ、3 〈リネージュM〉 グリムリーパーのサイズ

    「鷹の翼を持つ者よ 獅子の心臓を持つ者よ 信念の槍を持て」

    ゴールド キャッスルの精鋭騎士であったが、ケンラウヘルが権力を掌握してからは静かに隠居していたランサー。しかし、デポロジューの招集を受けて戦場に戻ってきた。

     

    〈リネージュ リマスター〉のランサーは両手槍を使うクラスで、他のクラスも使用できる槍武器の他に、ランサー専用の槍を使用できる。マーブルの苦悩は韓国で2020年に新クラス「ランサー」のアップデート時に追加された神話級武器で、伝説的な職人「ザルーケン」に依頼して製作することができる。

    〈リネージュ2〉での槍は前方の一定範囲内にいる敵たちを、一度で複数攻撃できる。そのため、ソウルショットの消費効率が良く、素早く狩りができる武器であり、攻城戦や乱戦でその威力を発揮する。ゴードのフレイム スピアーはゴードの魂が込められており、一定確率で「ゴードのヘル フレイム」が発動する最上級武器である。ゴードの渓谷にいるボス モンスター「ゴード」または「不滅のゴード」を倒すと、一定確率で獲得できる様々なアイテムの中に、ゴードのフレイム スピアーがある。


    リネージュ百科事典シリーズ

    [リネージュモンスター百科事典] 01 グリフォン