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    2023.02.09 Lineage Encyclopedia

    リネージュ武器百科辞典05 | チェーンソード

    リネージュ武器百科辞典では、人類史と共に実際の武器とメディアに登場した武器について解説し、リネージュ シリーズで特別なエピソードがあったり、プレイヤーに愛された武器や、形状が特徴的な武器を主に取り上げました。

    *注意書き

    - リネージュ全体を包括する場合、「リネージュ シリーズ」という表記をしています。特に「リネージュ」と言及した部分はPCのリネージュを指し、ほとんどの内容は〈リネージュ リマスター〉に含まれます。それ以外は現在サービスされている名称通り、〈リネージュ リマスター〉〈リネージュM〉〈リネージュW〉〈リネージュ2〉と表記しています。

    - 歴史上、実在した武器は韓国の外来語表記法で表記しています。そのため、表記がリネージュ シリーズと異なる場合があります。

    - リネージュ シリーズの武器一覧、ゲーム上のオプションなどの詳細情報はそれぞれのゲームのサイトをご参考ください。

       ·〈リネージュ リマスター〉:パワーウィキ▷ゲームシステム▷武器[リンク]

       ·〈リネージュM〉:ゲームガイド[リンク]

       ·〈リネージュ2〉:ゲームガイド[リンク]

       ·〈リネージュW〉:ガイドブック▷武器[リンク]、アイテム辞典[リンク]


    チェーンソード、架空の「遠距離の剣」

    漫画などの創作における剣士たちは、様々な剣術を用いる。例えば、剣を振ると同時に握っていた柄を柄尻の頭まで滑らせて、相手を斬る技だ。柄の長さの分だけ切先が伸びるので、相手にとっては剣が伸びたように見える秘技である。剣が急に伸びれば、使い方によっては魔法のような効果を発揮できる。

     

    チェーンソードはこのような想像力から生み出された剣である。一見、ただの長剣のように見えるチェーンソードは使用者の使い方や意思によって、ワイヤーで繋がった刃がバラバラになって伸び、瞬時に攻撃範囲を近距離から遠距離へと切り替えることができる武器である。チェーンソードは繋がっている刃が蛇の腹に似ていることから、「蛇腹剣」とも呼ばれ、鞭のように振れることから「ウィップソードwhip sword」とも呼ばれている。もちろん、チェーンソードは現実には存在しない架空の剣である。

    魅力的な想像の産物

    チェーンソードが初めて登場した作品は1984年頃のアニメであると言われている。その後、漫画や格闘ゲームにて、蛇腹剣を剣と鞭の形状を切り替えながら戦うチェーンソードや、鎧に変形するチェーンソードが登場した。また、後に映画でもチェーンソードタイプの武器が描かれるようになった。すべて現実には存在しない剣だが、魅力的な形状と構造ゆえに多彩でダイナミックなアクションが繰り出せるため、チェーンソードは創作物において独特の魅力を放っている。

    チェーンソードのような武器

    よく知られているチェーンソードのように、思い通りに伸び縮みするような剣は無いが、宙を舞うような動きを思わせる武器は現実にもいくつか存在する。

     

    まずは多節鞭があげられる。これは「いくつもの関節を持つ鞭」という名の通り、複数の棒を鎖で繋いだ武器である。鞭のように自在に曲げられるだけでなく、繋ぎ目を中心として振り下ろせば、運動エネルギーが増大する。原理はヌンチャクと同じだが、多節鞭は繋げる棒を最大36個まで増やすことができた。また、棒の先に刃を付けて殺傷力を高めることも可能であった。曲がる特性を活用すれば、相手が攻撃を避けても即座に次の打撃を繰り出すこともできた。

    多節鞭

    鎖鎌は鎖が付いた鎌で、鎌の先には重い分銅を付けた武器である。この武器が有名になったのは、剣豪の宮本武蔵が鎖鎌の使い手の宍戸梅軒と対決した影響である。彼は3mを超える鎖分銅と、それと繋がった短い鎌を同時に使う独特の剣術を使ったことで有名だった。近距離と遠距離の両方を併せ持つ武器であり、チェーンソードを連想させる。  

    鎖鎌

    チェーンソードと形状が一番似ている武器は「ウルミ」である。インドとスリランカなどで使用されたこの武器は曲がる金属で作られた鋭い鞭状の剣である。漫画作品で登場するウルミは軽量な描写が目立つが、チェーンソードの独特の形状と予測不可能な攻撃を連想させるには十分である。架空の剣である「チェーンソード」も、その大本は現実の武器にあるのかもしれない。

    ウルミ

    リネージュのチェーンソード

    チェーンソードは〈リネージュ リマスター〉ではドラゴンナイト、〈リネージュM〉では竜闘士のみ使用できる専用武器である。通常攻撃の射程が1~2セルで、攻撃に成功すると一定確率で対象に弱点露出効果が適用される。

    古代の巨人、クロノスが使っていた鎌を利用して作られたチェーンソード。持っているだけでも相手に恐怖心を植え付けられる。

     

    〈リネージュ リマスター〉では「支配の塔」の最上階に出現する「デス グリムリーパー」や、「アントクイーンの隠れ処」のボスモンスター「エルシャベ」を倒すと、一定確率でクロノスの恐怖を獲得できる。〈リネージュM〉ではラスタバドのような最上位ダンジョンで手に入れた材料を使って、クロノスの恐怖を製作することができる。

    〈リネージュ リマスター〉 クロノスの恐怖

    傲慢の塔の監視者、ウグヌスの槍の刃を利用して作られたチェーンソード。どの金属よりも軽量なため、刃が閃光のように飛ぶという。

     

    殲滅者のチェーンソードはウグヌスの折れた槍などの必要な材料を集めると製作することができる。また〈リネージュM〉では傲慢の塔10階のボス モンスターである傲慢なウグヌスを、〈リネージュ リマスター〉では酷寒の神殿のアイスデーモン、エルモア激戦地の狂風のシャスキーなどを倒すと、一定確率で獲得することができる。

    〈リネージュ リマスター〉 殲滅者のチェーンソード

    ドラゴンナイトのクラスが一定のレベルを達成すると、報酬として獲得することができる。そのため、ライトプレイヤーの間ではドラゴンナイトの必須アイテムとも言われている。ウェルダン村にいるゾウのラヴァゴーレムに、+8消滅者のチェーンソードとアデナを渡せば+7幻影のチェーンソードに変更できた。残念ながら韓国では2018年10月のアップデート以降、幻影のチェーンソードは獲得できないように変更された。

    〈リネージュM〉 消滅者のチェーンソード

    極寒のチェーンソードは獲得難易度が高いため、とても貴重な武器であった。モンスターを倒して材料を集めて製作するか、力を失った極寒のチェーンソードを持った状態で、一定確率で獲得するしか方法が無かった。極寒の神殿に現れるボス モンスター「アイスデーモン」が使う魔法「アイス イラプション」が極寒のチェーンソードに宿っており、極寒のチェーンソードで攻撃すると、一定確率でアイス イラプションが発動する。今でも多くのドラゴンナイトたちに愛されている武器だ。

    〈リネージュM〉の極寒のチェーンソードにもアイス イラプションの発動効果が適用されている。

    〈リネージュM〉 極寒のチェーンソード


    リネージュ百科事典シリーズ

    [リネージュモンスター百科事典] 01 グリフォン